株式会社NTMC 西日本コンサルティング部
松浦智和 tomokazu-matsuura@ntm-c.co.jp
経営会議も第7回を迎え、部門別採算制度は「知っている」段階から「使いこなす」段階へと進化しました。
数字の報告に留まらず、各リーダーが自律的に数字を予測し、目標達成に向けた具体的な打ち手を自ら立案する、真の全員経営が芽吹き始めています。
導入当初は「予定金額をどう設定すべきか」すら手探りだった状態から、第7回を迎え、予測精度が飛躍的に向上しました。
第1回会議より継続してきた「訪問件数」「商品提案件数」「見積提出数」のKPI管理が、実利を生む「先手」の動きに繋がっています。
【事例:数ヶ月先を見据えた連携】
営業部門は、数ヶ月先の「見積提出数」が目標値を下回り始めていることを早期に察知しました。このままでは将来の受注が減り、結果として「一人時付加価値」が低下することを危惧し、製造部門に対して「来月の低需要期に合わせた新商品の集中提案」を打診。
これにより、製造側は事前に人員シフトを最適化でき、営業側は確度の高い見積を積み増すことで、全社的な採算の落ち込みを未然に防ぐことができました。
会議における最大の変化は、部門長同士の意見交換が極めて活発になったことです。
本プロジェクトにおける全ての判断基準は、以下の指標に集約されています。
■ 一人時付加価値
一人時付加価値 = (収入 - 経費)/総時間
※一人時当たりの付加価値を全社共通の「ものさし」とすることで、チームの種類を問わず全員が同じ目的(付加価値の最大化)に向かって活動することを可能にしています。
予測精度80%は大きな成果ですが、まだまだ改善の余地があることは事実です。松栄軒の挑戦に終わりはありません。
今後は「予測のズレ」をさらに絞り込むとともに、蓄積されたKPIデータを活用し、市場の変化に即応できる「超・自律型組織」へのブラッシュアップを継続してまいります。
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下記の語句は、株式会社NTMCの登録商標です。
「全員経営」「 社内協力対価」
「社内支援対価」「社内サービス対価」 「差引収益」「部門別連結管理会計」
「社内売買」「一人時収入」
「一人時経費」「一人時付加価値」
「全員で稼ぐ部門別採算」
「全員で稼ぐニューチームマネジメント」
「らくらく採算表」
「らくらく社内売買」 全14件