全社員が経営に関わる「全員経営」の共創

株式会社NTMC

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【事例】株式会社ニチコミ
2030年売上30億円への挑戦「Challenge30」
5拠点・全部門を「社内取引」で繋ぐ
高度な全員経営の真髄

株式会社NTMC 西日本コンサルティング部  
松浦智和 tomokazu-matsuura@ntm-c.co.jp

会議の様子1

 導入から8年。全員経営はもはや文化となり、組織はさらなる高みを目指す第2創業期にあります。

 全国5拠点のリーダーが集結し、4〜5時間に及ぶ徹底した対話を通じて、2030年の売上30億円達成(Challenge 30)という壮大な目標を、全社員の「自分事」へと昇華させています。

1.案件概要(Overview)

  • イベント: 全員経営(ニューチームマネジメント) 経営会議
  • 実施企業: 株式会社ニチコミ(全国5拠点:静岡、神戸、東京、福岡、名古屋)
  • 支援段階: 円熟期・全社目標達成(導入6年目)
  • 核となる目標: 「Challenge 30」(2030年までに売上30億円達成)

2.「Challenge 30」:全社一丸で突き進む北極星
(Vision & Strategy)

 ニチコミでは、社長の号令の下、2030年に売上30億円を達成するという「Challenge 30」を全社の絶対目標に掲げています。

  • バックキャスト経営: 8年間の運用で培った高い予実管理能力を武器に、未来の30億円から逆算した「今月の数字」を全リーダーが執着心を持って追いかけています。
  • 組織の結束: 単なるスローガンではなく、5拠点の営業・編集・管理の全スタッフが、自分の日々の業務が30億円へどう繋がっているかを理解し、一丸となって取り組んでいます。

3.部門を跨ぐ「社内取引」:編集・管理も売上に責任を持つ(Internal Transaction System)

 ニチコミ様の強みは、営業以外の部門も独自の「採算意識」を極限まで高めている点にあります。

  • 編集部門の独自収入: 編集部門も独自に織り込みチラシなどの売上を持ち、配布地域の拡大に伴う収入増にも責任を持っています。
  • 社内取引の適正化: 営業が獲得した売上に対し、広報誌納品時には営業から編集へ「協力対価」が支払われます。また、管理部門へも社内インフラ維持の対価として「支援対価」が支払われる仕組みです。
  • 全員が経営者: これにより、営業だけでなく編集も管理も「収入とコスト」を自分事として捉え、全社最適の視点で採算管理を行っています。

4.メンバーの成長:個人の「経営者意識」が加速させる組織の原動力

 「全員経営」の経営会議を継続する中で、ニチコミでは社員一人ひとりが業績向上に向けて主体的に行動する「経営者意識」が着実に醸成されています。

  • 自律的な目標設定: 各課や拠点が「一人時付加価値」を共通の尺度とし、自らの手で目標を設定。その達成に向けた自発的な活動が、かつてないほど活発化しています。
  • 成長の加速: 経営会議は単なる報告の場から、「Challenge 30」の進捗を共有し、組織全体の成長を加速させる原動力へと進化しました。
  • 透明性の確保: 今回の会議でも、好調な数字だけでなく、厳しい状況も包み隠さず共有されました。この誠実な対話が、参加者のさらなる成長への期待感を高める結果となっています。
会議の様子2

5.今後の重点業務:未来を創る3つの方針と「正しい経営」

会議では、次なる飛躍に向けた3つの重点項目と実践的な指針が明確に示されました。

  • さらなる業績向上(Performance): 売上確保に向けた計画進行を徹底し、具体的なアクションプランを即座に実行に移します。
  • 「3つの信頼・1つの信用」の獲得(Trust): 「数字(成果)」「人(顧客・取引先・社内)」「自己信頼」の向上に注力し、組織の信頼基盤を強化します。
  • 「Challenge 30」の実現(Expansion): 既存事業の深掘りと新規事業の積極展開を両輪で加速させ、具体的な成果を追求します。

 これらを実現するため、「正しい考え、正しい仕事、正しい経営」という行動指針を再確認。計画通りの進行を強く求める実践的な指針により、全社員が日々の業務を通じて組織の目標達成に貢献することが期待されています。

6.現在の課題:さらなる高みを目指すための「組織の壁」

 8年に及ぶ運用の中で、組織がさらに進化するために克服すべき課題も浮き彫りになりました。

  • 一貫性と信頼性の向上: 部門ごとに「重点報告シート」の内容が統一されておらず、一部で具体的な目標設定が不十分である点が指摘されました。
  • 拠点の温度差の解消: 5拠点間で、目標に対する熱意やコミュニケーションの質に「温度差」が生じていることが明らかになりました。
  • 改善の方向性: これらの課題に対し、情報共有のさらなる促進や、成功事例の積極的な水平展開を重視する改善策が提案されています。拠点・部門を超えた「連携強化」こそが、Challenge 30達成の鍵となります。

7.全員経営の共通言語:一人時付加価値の定義
(Technical Logic)

 5拠点・3部門という広域かつ多機能な組織を一つに束ねる指標が、以下の算出式です。

■ 一人時付加価値の算出式

一人時付加価値 = (収入 - 経費)/総時間

※編集・管理部門もこの指標に基づき、独自の「収入」と「採算」に責任を持つことで、真の全員経営を体現しています。


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