株式会社NTMC 西日本コンサルティング部
松浦智和 tomokazu-matsuura@ntm-c.co.jp
株式会社ニチコミ
神戸市中央区栄町通1-2-7 大同生命神戸ビル7階
事業内容
県および市区町村老人クラブ広報紙の編集· 制作
印刷各種出版物の編集・印刷業務、各種広告物等の意匠デザイン制作
従業員数
70名(パート、派遣を含む)
コンサルタントの松浦です。全員経営、理念手帳導入支援先の株式会社ニチコミ様で、今月の経営会議を実施しましたので報告します。貴社の経営会議と比較して読んでみて下さい。
株式会社ニチコミの第84回経営会議は、本社の大会議室で4時間半にわたり開催されました。この会議は、導入から7年目に突入した「全員経営」の節目となる記念すべき回でした。冒頭では社長訓話として、城戸社長が会社の現状と将来の見通しについて詳細な説明を行い、業績や目標について深く掘り下げた振り返りと、今後の展望が語られました。これにより、会社全体として共有すべき価値観や方針がより明確に示され、社員一人ひとりが自らの役割と会社の目標を再認識する重要な機会となりました。これは全員経営の経営経営会議でも特に重視しているポイントです。
会議のテーマは「業績向上に向けた戦略と全体目標の共有」でした。全員経営の考え方を再認識し、具体的な戦略が議論されました。特に「チャレンジ30」の目標が改めて強調され、2030年までに売上30億円を達成するための詳細な計画が議論されました。この計画には、既存事業の拡大だけでなく、新規事業の積極的な開拓、そしてM&Aによる更なる成長が含まれています。参加者は、これらの戦略について熱心に意見交換を行い、目標達成に向けた具体的なステップを共有しました。
「全員経営」の経営会議を通じて、ニチコミは社員一人ひとりが業績向上に向けて主体的に行動する経営者意識を醸成してきました。特に、各課や拠点が一人時付加価値をベースに"自ら"目標を設定し、その達成に向けた活動が非常に活発になっています。この結果、経営会議が「チャレンジ30」の具体的な進捗状況共有の場となり、社員と組織全体の成長を加速させる原動力として機能しています。今回の会議でも、良い状況も悪い状況もしっかりと共有されたため、参加者の成長への期待がさらに高まったと感じました。
経営会議において以下の業務に重点を置く方針が明確に示されました。
①さらなる業績向上
売上確保のため計画進行を徹底し、具体的なアクションプランを実行に移します。
②「3つの信頼・1つの信用」の獲得
数字(業績や成果)、人(顧客・取引先を含む社内外の人々)、自己信頼の向上に重点的に取り組み、組織全体の信頼基盤を強化します。
③「チャレンジ30」の実現
目標達成のために、既存事業の拡大と新規事業の積極的な展開を加速させ、具体的な成果を目指します。
さらに、「正しい考え、正しい仕事、正しい経営」という行動指針が改めて確認され、計画通りの進行が強く求められるなど、より具体的で実践的な業務指針が示されました。これにより、社員一人ひとりが日々の業務において、これらの指針を意識し、組織全体の目標達成に貢献することが期待されます。
このように経営会議を継続されているニチコミ様ですが、課題がないわけではありません。今回指摘された課題は、計画の一貫性の欠如と信頼性の問題でした。具体的には、重点報告シートの内容が部門ごとに異なり、統一されていない点や、具体的な目標設定が不十分な点が指摘されました。さらに、一部の拠点間で熱意やコミュニケーションに温度差があることも明らかになりました。これらの課題に対して、情報共有の促進や成功事例の水平展開を重視した改善策が提案され、組織全体の連携強化が求められています。
弊社も全員経営の更なる浸透へ、引き続き支援していきます。
森田が稲盛和夫氏から学んだことや実務経験を通じ確立した経営哲学を企業経営、マネジメントに役立つメールマガジンとしてお送りします。
【購読無料】
サービス資料ダウンロードできます!
下記の語句は、株式会社NTMCの登録商標です。
「全員経営」「 社内協力対価」
「社内支援対価」「社内サービス対価」 「差引収益」「部門別連結管理会計」
「社内売買」「一人時収入」
「一人時経費」「一人時付加価値」
「全員で稼ぐ部門別採算」
「全員で稼ぐニューチームマネジメント」
「らくらく採算表」
「らくらく社内売買」 全14件