NTMC社長の森田です。
私は、以前より病院経営の改革に取り組んでいます。この件についてお伝えします。
医療介護事業への関心は、15年以上も前から持っていました。ちょうど高齢化社会への問題が大きく報じられ始めていました。また、病院の経営が良くありませんでした。そのため、当時1万近くあった病院数は、現在、9,000を下回ったと聞いています。
しかも、40%以上の病院が赤字であるとわかっていました。国民皆保険の制度が確立しているので、保険で賄いきれない分は税金でカバーするとしても、肝心の病院が赤字では将来が心配でした。
病院は各診療科があり、その下に病床やコメディカルと言われる診療支援部門があります。放射線検査やリハビリ、さらには各種検査部門があり、ドクターの指示で治療や検査が行われているので、部門別の採算管理はうまくいくと考えました。
そこで部門別採算で何とかなるのではないかと考えて、病院や介護施設に対してセミナーを開催することにしました。しかし、当時は病院の経営についてよくわかっていないこともあり、なかなか良い手法が思いつきませんでした。私には病院経営に対する知識が不足していたのです。
後に、病院の診療や治療費や検査費用を決めるレセプトという言葉を理解し、これなら上手くやれると思いました。なぜかと申し上げますと、病院内のすべての診療治療に対して、保険で単価が決められていることがわかったからです。
一般企業の社内取引の単価と同じようなことが病院でも実行されており、国の保険制度で定められていることがわかりました。その単価は全国共通です。これは介護も同じです。
これなら病院や介護施設でも、部門別採算の実行は可能であると自信を持ち積極的に展開して少しでもお役に立ちたいと考えるようになりました。それがこの分野にも取り組んだ理由です。
その後、セミナーを積極的に開催するようになりました。これまで病院と介護施設を合わせると60以上の施設の経営改革に成功しています。
近頃のコロナの問題で、経営改革の話は少し止まっていますが、病院の経営悪化はさらに進んでいます。現在では60%以上の病院が赤字だと伺っています。
しかし、部門別採算を導入された病院や施設では、このコロナ禍でも立派な経営を続けておられていると伺っています。
だからこそ、医療介護の分野においてもお役に立ちたいと考えています。
病院や介護の経営も一般的な会社と同じように管理会計(部門別採算)を取り入れて継続可能な医療介護の経営を目指すべだと思います。
よく病院の院長やドクターまた、看護師さんの中には、「利益のために働いているのではない」と言われる方がおられます。それはそれで立派なお考えだと思います。しかし、病院を持続させるためにも適切な利益の確保は必要なのです。治療や検査の機器は年々進化していますし、治療方法や薬も次々に新しいもの出てきています。
それらをうまく取り入れるためにも適切な利益が出なれければ継続はできないのです。現在のレセプトの方式でもしっかりと経営を行っておられる病院は多いのです。
ぜひ管理会計(部門別採算)を取り入れて、全ての職員の人達で経営に取り組みましよう。それが社会のためになると考えています。
部門別採算であなたの会社が変わる!
サービス資料ダウンロードできます!
下記の語句は、株式会社NTMCの登録商標です。
「全員経営」「 社内協力対価」 「社内支援対価」「社内サービス対価」 「差引収益」「部門別連結管理会計」 「社内売買」「一人時収入」
「一人時経費」「一人時付加価値」
「全員で稼ぐ部門別採算」 「全員で稼ぐニューチームマネジメント」
「らくらく採算表」
「らくらく社内売買」 全14件