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株式会社NTMC

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経営者向けコラム013

2022年 2月17日(木)

NTMC社長の森田です。

今回は仕事に対する心の持ち方についてお伝えしたいと思います。

まず自分の考え方や心を高めるにはどうしたら良いか考えてみましょう。

心を高める

心を高める一つの方法は、周りの人に話しても通用する話ができるようになることです。自分の意見を正しく伝える能力が必要です。

言葉が大切なのです。できるだけ積極的な言葉を使ってください。昔、京セラ時代に私が「それは無理です、できませんよ」と上司に言うと、お前はそういう言葉ばかり使うから駄目なのだと言われました。「すみません、言葉を間違いました」と言うと、「言葉は魂の底から出るものだから、最初の言葉が本音なのだ」と言われました。

どのような表現で相手と話すかが重要です。表現の仕方を勉強しなければならないのです。過去の歴史を見ても有名な政治家、学者、哲学者、経営者、軍の大将等々が、また、現在開催中の北京2022オリンピックでは、メダリストたちが素晴らしい言葉を使って国民に話しかけています。

そういう言葉を勉強し、こういう表現をしたら相手はどう思うのだろうかと勉強し訓練しなければなりません。

次に、自分の考えをしっかり持つこと、そしてあらゆることに関心を持って、それに対する意見や考えが、高いレベルになるまで訓練をするということです。心や人格を高める書物なども読むべきです。もっと勉強して大事な言葉をノートに書き留めておく。それを自分の言葉として活用する。そういうことをやってほしいと思います。

また、周りとの調和を保つためにどうすればよいか。人間は一人では生きていけませんので、自分を大切にすると同時に、相手を大切にすることを考えなければなりません。ですから周りの人達との関係を友好に保つことが大切です。

自分の意見を殺して人に合わせることもありますが、それをずっと続けることは不可能です。自分の考えをオープンにしながら、相手とよい関係をつくることが大切なのです。

仕事に対する心の持ち方

次に本題である仕事に対しての心の持ち方についてお伝えします。

仕事に対しても自分の考えや意見を持ってほしいと思います。与えられた仕事に対してその内容、なぜ何のために、どんな意義があるのかなどよく理解して取り組むことが大切です。

打ち合わせをしているときに「なぜあなたはこうしているのか」と私が聞くと、相手から「以前からこうしているらしいので」という答えが返ってくることがあります。以前からこうしているというのが仕事の理由であれば、とてもつまらないことだと思います。何の意義もありません。

そこには自分の考え方はありません。「なぜ」の答えが明確でないのです。以前からやっているからでは回答になっていないのです。ところが実にそういう回答をする人が多いのです。

仕事一つでも「昔からこうしているからそれでやってくれ」と言われて、何の疑問も持たないのでは少し残念です。「昔、なぜそうしたのでしょうか」と相手に聞き返せばよいのですが、なかなかそこまで聞き出そうとする人はいません。

答えは明確です。「昔の人」がそうしたのだよということになるからです。それならば、なぜそうしたのかを自分の頭で考えてみればよいのです。時代が変わり道具も進化しているのですから工夫の余地が出てきます。

それから他の人と連携して仕事を進めるということが大事です。他の人と連携して仕事をする場合に考えなければならないのは、仕事の目的について、双方が理解しているか、また同一の立場で同一の認識ができているかということです。これがなかなかできていません。

何かを成し遂げるには同一の認識がなければなりません。上司と組んで仕事を行なう、数人でチームを組んで仕事を行なう、あるいはいろんな部署から人が集まり組織を編成、横断してプロジェクトチームをつくって仕事を行なうなど、連携して仕事を行なう場面はいくらでもあります。

そのときも相手と意見交換をして、仕事の目的を理解し合い、同一の認識ができた上で、自分の意見を持っていることが大切です。自分のところが主体ではないから、言われたことだけやっておけばよいという考えでチームを組んでも、決してよい結果は出ません。

ここでは、そのプロジェクトの主体がどこかという問題ではないのです。本当によい成果を出すためには、どちらが主体になろうとも、メンバー全員が同じレベルの高い認識を持って、集まらなければならないのです。

例えば一つの目標を定めて仕事を行なう場合、なぜ目標を達成しなければならないのか、なぜ目標がこれなのか、という最も原始的な理由が明快にできていなければ、目標は達成できないのです。うまく進まないことの原因は、内部のコミュニケーションができていないことがほとんどです。そのために全員の協力が得られないのです。

これはリーダーのリーダーシップに問題があるのかもしれませんが、もう一つは、メンバーとのコミュニケーションにも問題があることがよくあります。

今回のコラムでは、仕事に対する心の持ち方についてお伝えしました。結論として申し上げたいことは、立場はそれぞれかもしれませんが、皆さんがそれぞれの職場においてよいリーダーとして仕事をするためには、自分の意見を絶えず持つことを心がけることです。

同時に、一緒に仕事をする人とのコミュニケーションをよく取り、お互いの信頼関係を高め、目標達成のために努力するという姿勢を貫いてほしいと思います。そのことが仕事を通して自分の心を高めていくことにつながっていくのではないかと思います。

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森田直行

略歴

  • 1967年 京都セラミック株式会社(現・京セラ株式会社)入社
  • 1995年 同社代表取締役専務
    京セラコミュニケーションシステム株式会社設立 代表取締役社長
  • 2010年 日本航空株式会社 副社長執行役員
  • 2015年 株式会社NTMC代表取締役社長

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