全社員が経営に関わる「全員経営」の共創

株式会社NTMC

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経営者向けコラム008

2021年3月25日(木)

こんにちは。

NTMC社長の森田直行です。

ようやく一都三県でも緊急事態制限が解除されましたが、コロナで大きな打撃を受けた企業は少なくないはずです。そのような企業の経営者の中には今後、自社の改革を進めていきたいと考えていることでしょう。そこで今回のコラムでは「コロナ不況の経営改革」と題してお伝えします。

先ず今後、改革を進めていくためには、過去の自社の経営数字をどのような形に持っていくのかを明確にすることです。すなわち、経営計画の着地点を数字でしっかりと定めることです。経営計画をつくり、その中でどのような変化に対してどのような流れを作るかのということを数字で示す必要があります。

そこで大切なことは、欧米風に言えば下記の通りです。

  • ミッション(企業の使命)
  • バリュー(世界の変化 グローバリゼーションやダイバーシティなどを考慮)
  • ビジョン(将来の目指す姿 戦略)

そして現在からビジョンを目指してアクションを起こしていくわけですが、その時にはマイルストーン(年度計画などの都度考えビジョンへ到達する戦術)をつくることです。その数字に対して具体的に何を目指すのかを明確に示すことです。そして具体的な行動計画をつくりましょう。

全社員に知らしめる決意のメッセージと数字の目標はありますか?

さて、次にお伝えしたいことは、改革に対してその責任を明確にするためにも、全社に示せる改革の目標を明確にすることです。あなたの会社には全員に知らしめる決意のメッセージと数字の目標はありますか?

それを全社社員に知らしめてください。そのためには説明会などを開催することも必要でしょう。そしてリーダーの人達が全員定期的に集まり、進捗の状況を追いかけることです。状況を開示することです。部署が多くあったとしても真剣に取り組まなければ成功しません。

また、リーダーやプロジェクトメンバーの皆さんとの信頼関係を強固にして結束することです。社員との信頼関係を高めて、全員でチャレンジしようと経営者の思いを語ってください。

さらに、改革の目標や目指すべき数字にチャレンジするわけですが、この結果がタイムリーに見える仕組みが必要です。仕事の結果が3日後とか1週間後ではだめなのです。

タイミングが大切なのです。経営の数字も同じです。次の仕事にとりかかっているのに前の数字の結果が出ないというのでは、次に取り組むべきことがわからなくなってしまうのです。

リーダーは数字で結果が出る仕組みをつくりあげ、社員の力を引き出すこと

 次に、良い結果が出た仕事とは何かについて、私が教えていることをお話しします。

第一に、お客様に喜んでもらう、感動される仕事をすることです。2番目が自分としても満足できたとか成長出来たと感じる仕事であること。3番目が、利益で会社に貢献できたこと。

この3つを同時にすべて満足できて本当に良い仕事をしたことにしています。

リーダーは先に述べた通り、数字で結果が出る仕組みをつくりあげることです。そして、それを皆に伝えることができるようにすること。このような部門別採算制度やチームプロジェクトの採算が出せる環境を整えることです。

また、リーダーの皆さんに信じてほしいことはすべての社員は、目には見えない力を持っているということです。その力が発揮されている人もいればまだ全く発揮されていない人もおられると思いますが、その力があることを信じて、協力を求めることが大切です。そのためにはまずリーダーが社員の人達を信じてできるだけ多くの情報を伝えること。チームの中の数人に伝えればよい情報も、みんなに知ってもらう。このような考えが大切なのです。

そして、先ずは、下がってしまった売り上げをどうして元に戻すかですが、現在の仕事のなかで、いかに収入を増やすかについて、みんなに協力を求めるのです。できることがあれば全員に協力してもらうことが大切です。

どんなことでもよいので売上を上げるための提案を求めてください。用紙を配って一つでも二つでもよいので考えてほしいというのです。2、3日の期限を決めて考えてもらうのです。それによって、それまでは「私は営業ではないので」とか「販売は私に関係ない」などと考えていた人たちの態度も変わってきます。

そして全員営業の体制を作っていきましよう。もちろん、販売の専任者とは、もっと具体的な戦略も一緒に考え、行動計画も真剣に作って、表にして張り出し、進捗を毎日書き込むことが大切です。毎日リーダーが見ていると担当者の行動も変わってくるのです。

その様なことを通して会社の中にこれまでとは違った緊張感、雰囲気をつくりましょう。これについても、何度もチャレンジしなければなりません。

仕事をチームで行う場合、何が大切かと言えば、チームのベクトル合わせです。リーダーが率先して、日ごろおろそかにしている社員との対話を実行することです。その結果、社員との信頼関係を再構築できると思います。

ベクトルを合わせていけば、チーム力も上がり思わぬ成果につながり改革が進むことが多くあります。仕事の中でこのベクトル合わせが最も大切なことです。リーダーが率先して社員の協力を求めることが必要です。そして結束力を高めることです。 

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✿ 代表略歴・ごあいさつ

略歴
  •  1967年 京都セラミック株式会社(現・京セラ株式会社)入社
  • 1995年 同社代表取締役専務
  • 京セラコミュニケーションシステム株式会社設立 代表取締役社長
  • 2010年 日本航空株式会社 副社長執行役員
  • 2015年 株式会社NTMC代表取締役社長 

社長の森田には、特に「稲盛経営」と「JAL再建」のテーマに関する講演依頼が相次いでいます。

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