全社員が経営に関わる「全員経営」の共創

株式会社NTMC

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なぜ、財務会計を「分けただけ」の部門別管理は失敗するのか
―計数管理(情報システム)と行動変容(影響システム)の決定的な違い―

 「うちはすでに部門ごとに損益(PL)を出しているから、部門別管理はできているよ」

経営者やCFOの方々と管理会計の話をすると、真っ先にこのような言葉をいただくことが多々あります。しかし、詳しくお話を伺うと、その「数字」が現場の行動を1ミリも変えていないという現実に直面します。

 

 なぜ、経理が夜遅くまで計算して出した「部門別損益」が、経営の役には立たないのでしょうか?

財務会計の「切り分け」は、管理会計ではない

 多くの企業で行われているのは、全社の財務諸表を便宜上の部門コードで振り分けただけの「事後報告」です。そこでは、「どの共通経費を、どの比率で配賦するか」という内向きのルール論争が繰り返されます。

 現場のリーダーからすれば、自分たちがコントロールできない配賦不能費用(本社経費など)を押し付けられた結果の「赤字」を見せられても、「これは自分たちの責任ではない」という言い訳を生むだけです。これが、管理会計が単なる「情報システム(計数管理)」に陥っている状態です。過去の数字をきれいに整理しても、未来の行動は変わりません。

管理会計の本質は「影響システム」にある

 私たちが提唱する部門別採算は、情報を整理するためのツールではありません。数字を通じて社員の意志を動かし、行動を特定の方向へ向かわせる「影響システム(Behavioral Control System)」です。

 影響システムとしての管理会計には、以下の3つの特徴があります。

「外向き」の数字:
 経理上の配賦ではなく、市場価格や社内売買に基づいた「自分たちが稼いだ手触り感のある数字」を扱います。

「自律的」な判断:

 経営者が指示を出す前に、現場が「自分の1分の動きが、いくらの利益(採算)を生むか」を理解し、自らアクセルを踏みます。

「共通言語」化:

 専門的な会計用語ではなく、現場の誰もが理解できる「時間当たり採算」などの指標を用い、全員を経営に参画させます。

既存手法(ROIC、TPS、TOC)を駆動させるOS

 「うちはROIC(投下資本利益率)を導入しているから、部門別採算は不要だ」という声も聞かれます。しかし、これは大きな誤解です。

 ROICやTPS(トヨタ生産方式)、TOC(制約条件理論)といった優れた管理手法は、いわば**「高性能なアプリケーション」です。しかし、現場に「数字で行動を変える文化」という「OS(部門別採算)」**がインストールされていなければ、これらのアプリは動きません。

 高度なROIC指標を、現場の「今日のアクション」に翻訳し、改善活動(ムダ取り)の結果を即座に「手残りの利益」として可視化する。この「ラストワンマイル」を埋めるのが、影響システムとしての部門別採算なのです。

数字を「管理」するのをやめ、人を「動かす」仕組みを

 管理会計の導入で最も生産性が低くなるのは、情報システム(計数管理)の部分のみを見て、現場の行動変容を無視している状態です。

 あなたの会社の部門別損益は、社員に「次はこう動こう」という活力を与えていますか?それとも「言い訳の材料」を与えていますか?

 管理会計を「死んだ数字の整理」から「生きた組織の駆動装置」へ。私たちは、既存の取り組みを最大化させるための、真の経営プラットフォーム構築を支援します。

専門コンサルタントによる無料相談・導入診断

 貴社のROICやTPSを「真の利益」に変えるための具体的なロードマップをご提案します。

株式会社NTMCが提唱する管理会計の再定義。管理会計は「過去の集計(情報システム)」と「未来の行動変容(影響システム)」の二面性を持つ。ROICやTPSを真に駆動させるためには、部門別採算を基盤とした「影響システム」の構築が不可欠である。

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