全社員が経営に関わる「全員経営」の共創

株式会社NTMC

<東日本営業所>〒140-0001 東京都品川区北品川1-13-3 八ツ山 三和ハウス2A  
<西日本営業所>〒520-0054 滋賀県大津市逢坂1丁目1-1 プエルタ大津202号

「背中」で語るリーダーが組織を変える
サイエンスパーク流・率先垂範の極意

株式会社NTMC 西日本コンサルティング部  
松浦智和 tomokazu-matsuura@ntm-c.co.jp

企業名   サイエンスパーク株式会社
住所    
神奈川県座間市入谷西3-24-9
事業内容  デバイスドライバ関連の開発を軸に次のような事業を展開しています
      ・サイバーセキュリティ対策ソフトの開発、販売、サポート
      ・セキュリティ開発支援キット(Driverware SDK)開発販売サポ

      ・デバイスドライバ開発
      ・脆弱性診断サービス
      ・AI/DXコンサルティング
      ・その他受託開発

 コンサルタントの松浦です。

 サイエンスパーク株式会社が掲げる「売上100億円」と「全員経営」の実現。その鍵を握るリーダーたちのマインドセット変革も、いよいよ後半戦に突入しました。

 前回の「部下を動かす伝え方」を経て、第7回となる今回のテーマは、リーダーの存在意義そのものを問う「先頭に立って行動する」です。知識やスキル以上に、リーダーの「生き様」が問われる熱い講義の模様をレポートします。

指示を出すだけの「司令塔」から、道を切り拓く「先陣」へ

 今回の講義の核は「率先垂範(そっせんすいはん)」と「闘争心」です。

 テキストによれば、課長とは現場の最前線を率いるリーダーであり、その信頼と尊敬は「後方からの指示」ではなく「先頭を走る姿」によってのみ勝ち得ることができます 。

 「いかなる高い目標や困難な課題を前にしても、『必ずやり遂げる』と闘争心を奮い立たせ、勇気を持って行動する。そして、自らが仕事の手順と方法を実際にやってみせる」

 この「やってみせる」という具体性こそが、メンバーの「自分たちにもできるかもしれない」という主体性を引き出すスイッチになります 。リーダーが逃げればチームも逃げ、リーダーが向き合えばチームも向き合う——。組織の限界は、常にリーダーの姿勢が決めているのです 。

現場の葛藤:どこまでが「率先垂範」で、どこからが「丸投げ」か

 事前課題では、参加者から今のフェーズならではのリアルな悩みや鋭い質問が数多く寄せられました。特に議論を呼んだのが「率先垂範とデリゲーション(委任)のバランス」です。

  • 「自分が動けば動くほど、部下が『リーダーがやってくれる』と甘えてしまうのではないか?」
  • 「多忙な中で現場に同行できない時、どうやって『共闘感』を出すべきか?」
  • 「非正規雇用(パート・アルバイト)の方々の闘争心をどう駆り立てればいいのか?」 

 これらの問いに対し、講義では「単に作業をこなすこと」と「背中を見せること」の違いが紐解かれました。リーダーが先頭に立つ目的は、自ら成果を出すためだけではなく「目標達成への道筋を具体化し、メンバーに自信と勇気を与えるため」にあります

 現場にいられない時でも、「今日はどうだった?」という一言で現場の解像度を上げ、あたかも隣にいるかのように適切なアドバイスを送る。その「関心の深さ」こそが、遠隔地にいるメンバーとの信頼関係を築く土台となります 。


フィロソフィ手帳

サイエンスパークの理念手帳

森田直行著 課長心得12か条

今回のテキスト


リーダーたちの決意:言葉より行動で納得感を創る

 研修を経て、部長・課長陣からは自らの「逃げ」や「甘え」を省みる、誠実な気づきが溢れました。

営業部 リーダー
 「指示するだけでは作業の大変さを理解できず、信頼は得られない。自分が動き、メンバーを動かす意識を徹底したい」

開発部 部長
 「判断や調整に時間を使い、気づけば現場から距離ができていた。部下は言葉より行動を見ているという指摘は耳が痛い」

研究開発企画部 部長
 「現状維持バイアスを捨て、新しいことへ一歩踏み出す。考えているだけでは何もしないのと同じ。まずは私が動く」

取締役
 「IT業界は変化が速い。部下よりも正確に情報を吸収し、具体的な改善策を自ら示せる力量を備えたい」

全員経営のエンジンを回すのは「リーダーの勇気」

 今回の研修を通して、リーダーたちは再確認しました。「全員経営」とは、メンバーが勝手に動き出す魔法ではありません。リーダーが誰よりも高い目標に挑み、泥臭く汗をかき、困難に立ち向かう「闘争心」を見せることで初めて、組織という重い車輪が回り始めます 。

「この人が本気なら、自分もやってみよう」

 そう思わせるリーダーが増えるほど、サイエンスパークのビジョン達成は現実味を帯びていきます。次回、リーダーたちはどのような「背中」を現場で見せていくのでしょうか。変革のドラマは続きます。

 

 次回のレポートでは、組織の熱量を最大化する「現場の巻き込み方」に迫ります。更新をお楽しみに!

【今回の学びのポイント】

  •  信頼は「指示」ではなく「行動」から生まれる 
  •  リーダーの闘争心がメンバーの「できるかも」を創る 
  •  率先垂範は部下育成の最短ルートである 

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