全社員が経営に関わる「全員経営」の共創

株式会社NTMC

<東日本営業所>〒140-0001 東京都品川区北品川1-13-3 八ツ山 三和ハウス2A  
<西日本営業所>〒520-0054 滋賀県大津市逢坂1丁目1-1 プエルタ大津202号

チームの合力を最大化せよ!
リーダーが握る「ベクトルの重要性」

株式会社NTMC 西日本コンサルティング部  
松浦智和 tomokazu-matsuura@ntm-c.co.jp

企業名   サイエンスパーク株式会社
住所    
神奈川県座間市入谷西3-24-9
事業内容  デバイスドライバ関連の開発を軸に次のような事業を展開しています
      ・サイバーセキュリティ対策ソフトの開発、販売、サポート
      ・セキュリティ開発支援キット(Driverware SDK)開発販売サポ

      ・デバイスドライバ開発
      ・脆弱性診断サービス
      ・AI/DXコンサルティング
      ・その他受託開発

 コンサルタントの松浦です。

 サイエンスパーク株式会社で進行中の「リーダー強化プログラム」。第6回研修が、2026年3月23日に開催されました。今回のテーマは、組織の成果を最大化するために不可欠な「第6条 チームの力を最大限にする」です。

 売上100億円という高い目標を掲げ、「全員経営」を実現するために、リーダーたちはどのようにメンバーの力を結集させるべきなのか。森田による講義と、リーダーたちが抱く現場ならではの率直な悩みが交錯した、真剣な活気に満ちた研修の模様をレポートします。

能力よりも「考え方」が組織の成否を決める

 「1+1は2ではない。ベクトルが合えば3にも5にも、10にもなる」。今回の講義の核心は、この「ベクトルの合力」という考え方にありました。

 森田は、稲盛和夫氏が提唱した「人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力」の方程式を引用し、リーダーの最も重要な役割は、メンバーの「考え方(ベクトルの方向)」を揃えることだと説きます。

 どれほど高い能力と熱意を持つメンバーがいても、その方向がバラバラであれば、組織としての力は相殺されてしまいます。逆に、全員が同じ方向を向いた組織こそが、一貫性のある行動で大きなエネルギーを生み出し、困難を突破できる強い集団となります。

 リーダーに求められるのは、自らの目標と「なぜやるのか」という大義を、粘り強く丁寧に語り続け、メンバーの共感を得ることに他なりません。

「ベクトルの揺れ」にリーダーはどう向き合うか

 事前課題や当日の議論では、現場を預かる部長・課長陣から、リーダーが直面する具体的な課題が次々と共有されました。

• 「人の意識は日々変化する」という視点への気づき

 多くのリーダーが「ベクトルは一度合わせれば十分」と考えがちですが、森田は「意識は日々、状況によって変化する」と指摘します。家庭の事情や体調、日々の業務の中で、メンバーの集中力や方向性は常に揺れ動きます。この変化を前提に、日々観察し、声をかけ続ける地道なコミュニケーションこそがリーダーの本質であるという教えに、多くの参加者が深く頷いていました。

 

• 多様な価値観・雇用形態の中でのベクトル合わせ

 「個人の価値観が多様化する中で、どうベクトルを合わせるべきか」「パートや派遣社員のメンバーをどう巻き込むか」といった現代的な問いも投げかけられました。これに対し森田は「対話の場を通じて、誠実に向き合うこと」の重要性を説きます。形式的な面談だけでなく、リーダーが一人ひとりの変化にいち早く気づき、声をかけるという「人間的な関わり」が、チームの方向性を維持する鍵となります。

 

• 組織の方向性に合致しない場合への覚悟

 どうしても方向性が合わないメンバーがいる場合、リーダーは避けることなく、まずは二人きりで徹底的に対話することが求められます。それでもなお協力が得られない場合には、チーム全体の規律を守るために毅然とした態度で臨むという、リーダーとしての責任と「覚悟」についても議論が深まりました。

 

フィロソフィ手帳

サイエンスパークの理念手帳

森田直行著 課長心得12か条

今回のテキスト


【参加者の声・決意】「ベクトル合わせ」こそが私の使命

 研修を経て、リーダーたちの言葉には明確な行動変容の兆しが見られました。

プラットフォーム部 部長
 「チームの力は個人の能力の単純な合計ではなく、ベクトルをそろえることで大きな成果につながる。リーダーの役割は能力を引き上げること以上に『方向を合わせること』にあると再認識した」

 

営業部 リーダー
 「自分は半年に1回伝えれば良いと思っていたが、ベクトルは日々変化すると知り、驚いた。今後はこれまで以上にチーム目標を共有し、メンバーの状況を丁寧に観察していきたい」

 

セキュリティビジネス部 リーダー
 「朝の挨拶一つとっても、相手の変化に気づき声をかける。こうした日常の積み重ねこそがベクトルを合わせる唯一の道だと確信した」

 

組織の成果はリーダーの関わり方と観察眼で決まる

 第6回研修は、リーダーたちに「組織の成果はリーダーの関わり方と観察眼で決まる」という重要な気づきをもたらしました。

 「全員経営」とは、単に全員が業務を遂行することではなく、全員の意識が同じ目標へと向かっている状態を指します。次回、プログラムはさらに実践的なフェーズへと進みます。リーダーたちが現場でどのように「ベクトルの力」を引き出し、組織を前進させていくのか。サイエンスパークのさらなる進化に期待が高まります。


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