全社員が経営に関わる「全員経営」の共創

株式会社NTMC

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導入事例:株式会社ニチコミ | フィロソフィ手帳(クレド手帳)作成・運用支援
導入事例

全社員参加型でつくりあげた「フィロソフィ手帳(クレド手帳)」制作・運用定着プロジェクト

経営理念を単なる掲示物で終わらせず、全従業員が日々の業務で自発的に立ち返る「判断基準」として定着させるまでのプロセス

支援内容
フィロソフィ手帳(クレド手帳)作成運用支援プログラム
クライアント
株式会社ニチコミ
プロジェクト体制
ステアリングコミッティ(城戸社長)、プロジェクトリーダー、プロジェクトメンバー、事務局、若手代表
実施期間
約1年間(全12回セッション)

【課題・背景】導入前の悩みとプロジェクト発足のきっかけ

経営理念の共有・浸透における課題と「判断基準となる手帳」の必要性

株式会社ニチコミでは、事業拡大や組織の成長に伴い、「経営理念や基本理念を全社で深く共有し、いかに日々の行動レベルまで落とし込むか」という点が重要課題となっていました。

企業が持続的に成長し、多様な社員が共通の価値観を持って働くためには、理念を単なる「掲示物」で終わらせず、全従業員が常に身につけ、日々の業務における迷いや判断の際に立ち返ることができる「明確な判断基準(フィロソフィ手帳)」が必要でした。

「トップダウン」ではなく「全員参加」による自発的な風土づくり

フィロソフィ手帳の制作にあたり、経営陣からの押し付け(トップダウン)にするのではなく、「自分たちの手で作り上げた」という納得感と当事者意識を全社員に持ってもらうことが非常に重視されました。

全拠点の従業員を巻き込みながら、自発的に理念を学び、自分事化するための全社プロジェクトとして「クレドプロジェクト」がスタートしました。

【プロジェクト展開】
手帳完成までの4つのフェーズ(全12回)

【発足・構成検討期】
体制構築と全体像の決定(第1回〜第3回)

プロジェクトの意義や目的を全社へ共有し、手帳の骨組みとなる要素・構成を検討した初期フェーズです。


  • プロジェクト体制の構築と目的の全社共有:社内からリーダー層・若手メンバーを選出し、プロジェクト体制を構築。キックオフおよび全拠点で説明会を実施し、「全員で手帳をつくりあげる」という意思統一を図りました。
  • 全体の構成要素と順番の確定:「ニチコミマインド」「すばらしい人生を送るために」「日々の仕事を進めるにあたって」「一人ひとりが経営者」の4つの大きな柱(要素)を決定しました。
  • 全社員からのテーマ案募集:社員一人ひとりが理念に向き合うきっかけとして、各要素に合わせたテーマ案を全社から募集しました。
【テーマ選定・執筆ルール策定期】
テーマ確定とルール策定(第4回〜第5回)

集まった多数のテーマ案を整理・厳選し、手帳の品質と統一感を高めるためのルールを策定したフェーズです。


  • 社員応募案からのテーマ決定:提出されたアイデアを精査・分類し、城戸社長の承認を得て正式テーマとして確定させました。
  • 「執筆・表記ルール」の統一:複数人で手分けして執筆するにあたり、文字数(約300文字)や文章構成(序破急)などの共通ルールを定めました。
  • 参考文献や社長のお言葉の活用:過去の偉人や経営者の言葉(参考文献)や、城戸社長の理念・お言葉を文章作成の参照ガイドとして集約・活用しました。
【執筆・校正期】
文章作成と社長レビュー(第6回〜第9回)

プロジェクトメンバーが文章を執筆し、推敲とブラッシュアップを繰り返した中心フェーズです。


  • 相互チェックによる品質維持:メンバー間で「自社ならではの目線が入っているか」「単なる一般的な説明文になっていないか」をフィードバックし合い、完成度を高めました。
  • 城戸社長によるレビューとフィードバックの反映:提出された各文章に対しては、城戸社長による丁寧かつ厳格なレビューが行われました。単なる文章の修正にとどまらず、「提示されたレビュー結果をそのまま受け入れるのではなく、このテーマについてプロジェクトメンバー全員でしっかり話し合って考えてほしい」という投げかけがなされる場面もありました。メンバー同士で討議を重ねることで、経営理念に対する深い理解が進みました。
  • 表記揺れの校正と仕様検討:表記ルールの徹底校正と並行し、手帳のサイズ・用紙選定・デザインや印刷業者の検討を進めました。
【最終校正・活用検討期】
手帳の完成と現場定着に向けた運用設計(第10回〜第12回)

すべての文章校正を完了させて入稿・製本を進めると同時に、「作った手帳をいかに全社で活用・定着させるか」という運用面の具体的な仕組みを構築した仕上げのフェーズです。


  • ゲラ(校正紙)による最終校正と入稿:社長レビュー結果を反映させたゲラを作成し、全ページの誤字脱字、表記の一貫性、レイアウトの最終確認を実施。細部まで徹底した校正を経て無事に入稿を完了しました。
  • 手帳を「形骸化させない」ための運用アプローチ設計:手帳を配って終わりにさせないため、プロジェクト内で具体的な運用プログラムを検討し、城戸社長への提案を経て確定させました。
    • 拠点朝礼でのクレド輪読とコメント発表
    • 「今月のクレド」の設定および実施結果の経営会議報告
    • 定期的な「クレド会議」の開催

【成果・導入効果】手帳の完成と運用の定着

1. 理念の理解深化と「自分たちの手帳」としての強い当事者意識

全社員からのテーマ募集やプロジェクト内での熱心な討議を経たことで、単なる経営陣からの「指示・押し付け」ではなく、全社員が「自分たちで作り上げた」という強い当事者意識を持つことができました。

2. 日々の業務・朝礼・会議に組み込まれた持続的な運用定着

毎日の朝礼での輪読や「今月のクレド」の運用、経営会議への実践結果報告などの仕組みが整ったことで、フィロソフィ手帳が単なる冊子にならず、日々の行動や判断に生きる「生きた共通言語」として社内に定着しています。

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