経営理念を単なる掲示物で終わらせず、全従業員が日々の業務で自発的に立ち返る「判断基準」として定着させるまでのプロセス
株式会社ニチコミでは、事業拡大や組織の成長に伴い、「経営理念や基本理念を全社で深く共有し、いかに日々の行動レベルまで落とし込むか」という点が重要課題となっていました。
企業が持続的に成長し、多様な社員が共通の価値観を持って働くためには、理念を単なる「掲示物」で終わらせず、全従業員が常に身につけ、日々の業務における迷いや判断の際に立ち返ることができる「明確な判断基準(フィロソフィ手帳)」が必要でした。
フィロソフィ手帳の制作にあたり、経営陣からの押し付け(トップダウン)にするのではなく、「自分たちの手で作り上げた」という納得感と当事者意識を全社員に持ってもらうことが非常に重視されました。
全拠点の従業員を巻き込みながら、自発的に理念を学び、自分事化するための全社プロジェクトとして「クレドプロジェクト」がスタートしました。
プロジェクトの意義や目的を全社へ共有し、手帳の骨組みとなる要素・構成を検討した初期フェーズです。
集まった多数のテーマ案を整理・厳選し、手帳の品質と統一感を高めるためのルールを策定したフェーズです。
プロジェクトメンバーが文章を執筆し、推敲とブラッシュアップを繰り返した中心フェーズです。
すべての文章校正を完了させて入稿・製本を進めると同時に、「作った手帳をいかに全社で活用・定着させるか」という運用面の具体的な仕組みを構築した仕上げのフェーズです。
全社員からのテーマ募集やプロジェクト内での熱心な討議を経たことで、単なる経営陣からの「指示・押し付け」ではなく、全社員が「自分たちで作り上げた」という強い当事者意識を持つことができました。
毎日の朝礼での輪読や「今月のクレド」の運用、経営会議への実践結果報告などの仕組みが整ったことで、フィロソフィ手帳が単なる冊子にならず、日々の行動や判断に生きる「生きた共通言語」として社内に定着しています。
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