全社員が経営に関わる「全員経営」の共創

株式会社NTMC

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2020年7月21日(火)

 NTMC西日本コンサルティング部の松浦です。

みなさんもご承知のように、適正な利益を上げ、企業を永続させることは企業の最も重要なミッションです。全員経営でも「利益」を全社員の共通の目標とし、採算管理を行います。

なぜ利益を全社員共通の目標とするか、それは、若い時からどうやって自部門の「利益」を向上させるかを考え、行動することで、経営者意識をもつ人材を育成することができると考えているからです。

うちの社員は、常日頃から利益を意識した行動をとっていると認識している社長も多くいらっしゃると思います。ただ、一度考えて頂きたいのは「正しく」理解できているかという事です。

先日、全員経営導入のお手伝いをしている運送会社で全員経営の勉強会を行いました。この企業は、ニューチームマネジメントのルール構築が終了し、今月より運用が開始された段階です。

この勉強会の中でグループリーダーが仰っていたのですが、ある自部門の社員に一便あたりの利益がどのくらいだと思うか尋ねたところ、実際の利益の100倍を答えたそうです。グループリーダーは「ありえない」と仰っていましたが、私は、一般的な社員の認識はこれが普通であると思います。

この社員もトラックが走れば収入が生まれ、その収入から経費や人件費を引いて利益が生まれることは理解しています。ただ、理解の基となる情報が正しくない。客観的な情報ではなく、思い込みを基にして行動の判断を行っていたわけです。

でも、これは社員が悪いわけではなく、正しい情報を提供していないマネジメントに問題があったのです。社長もこの事実に最初はショックを受けていましたが、全員経営の導入過程でこのような問題が発覚したことについては、良かったと仰っていました。

今後、このような1便ごとの利益数字を全員が意識するようになると、どうなるでしょうか、おそらく、見積もり価格の見直しもあるでしょう。又、少しでも1便当たりの利益を上げていくためには、どうしたらよいかの改善活動が始まると予想されます。積み荷を満載に近づけるにはどうしたらいいか、空荷で運転しなければならないケースを、どのように工夫していくか等、現場の運転手一人、ひとりが考えるようになるかもしれません。なぜならば、皆、自分の仕事で、少しでも利益を残したい。そう思うに違いないからです。

この企業では、今月から採算表により部門別採算管理が行われます。そうすると、全社員が正しい情報の基で業務の改善に取り組むことが期待されています。

是非、素晴らしい運用が始まるよう、全力でサポートをしたいと思っております。 

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ドラマ『半沢直樹』(TBS系)で描かれた「帝国航空」のモデルとなったJALの再生を手掛けた、元京セラ副会長のNTMC社長の森田直行は、書籍『社員全員が「稼ぎ頭」になる ニューチームマネジメント』を発刊しました(2022年7月)。

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下記の語句は、           株式会社NTMCの登録商標です。

「全員経営」「 社内協力対価」          「社内支援対価」「社内サービス対価」        「差引収益」「部門別連結管理会計」 「社内売買」「一人時収入」
「一人時経費」「一人時付加価値」
「全員で稼ぐ部門別採算」      「全員で稼ぐニューチームマネジメント
「らくらく採算表」
「らくらく社内売買」   全14件

✿ 代表略歴・ごあいさつ

略歴
  •  1967年 京都セラミック株式会社(現・京セラ株式会社)入社
  • 1995年 同社代表取締役専務
  • 京セラコミュニケーションシステム株式会社設立 代表取締役社長
  • 2010年 日本航空株式会社 副社長執行役員
  • 2015年 株式会社NTMC代表取締役社長 

社長の森田には、特に「稲盛経営」と「JAL再建」のテーマに関する講演依頼が相次いでいます。

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